Ding Yi
バイオグラフィー
上海で1962年に生まれ、現在も上海を拠点として活動しているDing Yiは、現代を代表する抽象芸術アーティストです。彼の作品には、ひと目で彼のデザインだと分かるアイコニックかつタイムレスなクロスモチーフが用いられ、彼はこのクロステーマの可能性を30年以上にわたって探究し続けています。彼は絵画、彫刻、空間インスタレーション、建築、ニューメディアを通して芸術的表現の新しい形を追求し続けています。1988年以来、Ding Yiは自身の手法の徹底的な見直しを続け、複数のカラーを用いた「+」、「x」、「米」のシンボルを元にした以前のアートスタイルを発展させ、各シンボルが持つあらゆる意味や文化的かつ社会的参照から切り離されたシンボルを生み出しています。彼はグリッドという厳格な枠組みの中で創造の自由を発揮し、合理性と感性、論理と自発性のバランスを見事に保っています。彼の作品は物語り的なものではないにも関わらず、総体的な世界観と絶え間なく移り変わる同時性を反映する作品です。
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Ding Yi
コラボレーション
Ding Yi
インサイト
「作品内には永遠のリズムがあります。そしてそのリズムは偶然生じるものではなく、数理論理学によって生み出されているのです」
Ding Yiの作品は、時、自然、世界、イメージとスピリチュアリティとの関係性に対する彼自身の見解を融合しています。合理性豊かなイメージは、彼の作品内に現れる繊細な感受性の探究と強調しながら共存し、特別な緊張感を生み出しています。過去10年間にわたって、Ding Yiは「上向き」と名付けた創造的な制作段階にあり、「空を眺めたり、より高い視点からより広い世界を眺める」ことを目指しています。Ding Yiは、2次元という絵画の性質にも関わらず3次元の雰囲気を生み出すという素晴らしい才能を発揮しています。ラ・プレリーとのコラボレーションでは、Ding Yiは自身のアイコニックなスタイルを、ユニークな光学構造とビデオ映像と組み合わせた見事な作品を制作しました。
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